コンサルひつじの日常

コンサルタントへ転職したひつじが生き抜く毎日をお届け。つらい。

資料を作ったら無駄になった

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こんにちは、映画ロッキーに影響されて、ボクサーになりたいと思ったことのあるひつじです。

パワーポイント、通称パワポ資料、みなさんも作られる機会が多いかと思います。

以前にもご紹介したように、コンサルタントは成果物の一つであるパワーポイント資料にとても拘ります。

基本的にはクライアントに提出前に、ボスのレビューを受けるわけですが、生半可なものを作って見せた日には、目も当てられないほど殴られます(言葉で)。従って、事前にシャドーボクシングのように、ここで突っ込まれるかな、とか、そこを聞かれたらこう返す、とか、イメージトレーニングをした上でレビューに臨む必要があります。しかし向こうは歴戦のチャンピオン、どれだけ準備しても、こちらの予想しないカウンターパンチを受けることがあります。その代表例が「これってそもそも必要?」です。

一応補足しておくと、私が勝手に作ったわけではなく「こういうの必要そうだから、作ろうね」ってボスと握った後の話です。しかし、これを自分で考えずに「作業」として受けてしまうと、「なんでそれ作ったの?」とか平気で言われるわけです。「えー、あんさんがさっき作れっていうたやーん」と普通なら思ってしまいそうですが、プロのコンサルたるもの、もし自分がいらないと思ったら、指示を切り返さなければいけません。

「これって必要?」カウンターにも「いや、この目的のためには必要なんです」とクロスカウンターを打つことも可能ですが、問われた時点で、資料の論点やゴールが不透明ということなので、基本的にセコンドからタオルが投げ込まれてTKOになるケースがほとんどです。